コンフィグラのソリューションを長年ご利用いただいているTroaxセーフティシステムズ株式会社の代表取締役社長である竹内様にお話を伺いました。
Q: troax社について教えてください。
A: 当社は、1955年にスウェーデンで設立されました。世界最大級のスチール製の安全柵メーカーです。昨今では、物理的な安全柵(Passive safe)だけではなく、さまざまな技術を組み合わせて潜在的な危険を予知するような製品(Active safe )を取り扱っています。
製造拠点は世界6か国(スウェーデン、イギリス、中国、イタリア、米国、ポーランド)、
販売拠点は、欧州、南北アメリカ、アジア太平洋地域(日本、韓国、中国、タイ、ベトナム、オーストラリア、インド)にあり、代理店とともに45か国をカバーしています。顧客は、1万5千社にのぼります。
Q: 日本進出はいつですか?
A: 日本での法人設立は、2019年11月、営業開始は2020年ですが、2003年から代理店経由で日本でTroax製品を販売していました。営業拠点は東京と愛知県小牧市。小牧には倉庫があり、そこから日本全国に製品を出荷しています。
Q: コンフィグラのソリューションはいつからお使いですか?
A: 1995年にコンフィグラのソリューションを使い始めました。今もそうですが、当時もマテハン業界は著しい進化を遂げていた時代で、設計に膨大な時間がかかっていました。見積もりは、手作業で必要な情報を集めて作成していまして、その後の受注、納品のプロセスも複雑でした。これをなんとか一元化・簡素化できる仕組みがないかと探した結果、コンフィグラにたどりつきました。コンフィグラは、新製品への対応や既存の製品の仕様変更も簡単に行えるのが魅力的でした。
Q: 貴社でのコンフィグラの利用状況を教えてください。
A: 世界中の販売拠点45か国で計300ユーザーがCETを利用しています。日本では社員15名のうち10名(営業10名、インターナルセールス5名)がCETを使って、見積もりを作成しています。
Q: コンフィグラを利用することで感じていらっしゃるメリットはどのようなものですか?
A: メリットはいくつかありますが、まず、設計工数を削減できることです。お客様側の工数も、当社の社員の工数も削減できます。続いてのメリットは、見積もり作成です。コンフィグラでは図面作成と同時に、必要な製品一覧(どの製品が何個必要か)が作成されるので、あらためて見積もりを作成する必要がありません。図面ができれば、ほぼ見積もりが完成しています。柱やパネルの数を自分で数える必要がありません。さらに、コンフィグラのファイルは、多様なデータにエクスポートできるので、お客様のご要望に合わせたファイル形式で図面を提供できるのもメリットです。
Q: 設計工数の削減について、もう少し詳しく聞かせてください。
A: コンフィグラを使うと、従来の方法と比べて、30%から50%くらいの工数削減になっています。何より助かるのは、設計の専門知識がなくても、製品仕様に詳しくなくても、組合せ可能な構成をシステムが教えてくれるので、営業でもミスのない製品構成で図面が作成できる点です。
竹内社長は、物流施設の建設ラッシュに伴う短納期の案件増加に対応するためには、コンフィグラを活用した効率的で迅速な営業提案が不可欠であると述べています。Troax社では、2025年に向けて、コンフィグラの新バージョンCETへの移行が控えており、さらなる業務効率化と競争力の強化が期待されます。
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