米国ミシガン州グランドラピッズで、バスティアン・ソリューションズ(Bastian Solutions)社のコンサルティングエンジニアを務めるマット・ハーン(Matt Haan)氏にお話を伺いました。
マット・ハーン氏は、大手のマテリアルハンドリングソリューションに特化したシステムインテグレーター、バスティアン・ソリューションズ社の経験豊富なコンサルティングエンジニアです。彼は、その専門知識によって、CETをバスティアン社の顧客向けコンサルティングの業務フローに組み込み、設計プロセスを変革しています。彼は常に最新の情報を追求し、コンサルティングを行い、営業チームと協力して、コンセプトの提案からシステムの導入まで、顧客をサポートしています。
まず営業プロセスにCETを導入
ハーン氏によれば、営業段階でCETを利用することは、データ分析と実際の設計の間のギャップを埋めることになります。CETの導入は、従来の方法からの脱却を意味します。この従来のやり方をハーン氏はユーモアを交えて「シザーCAD(CADの切り貼り)」と呼びます。これは、写真を撮ったり、CADから切り取ったり反転したりしたものをパワーポイントに貼り付けるなどの作業を指します。CET導入後は、設計プロセスが簡素化され、販売サイクルが著しく短縮されました。さらに、リアルな3Dビューにより、設計に関する具体的で的確なフィードバックを顧客から入手でき、設計作業をスピーディに進めることが可能となりました。
「以前は、美しい3Dレンダリングを作成するために数人がかりで1週間かかり、最終段階で顧客に提示していました。今では数分で全ての段階を提示できます。この変化に営業チームは大変興奮しています」
ハーン氏は、CETを導入する前は、設計が完了した後、その図面をマーケティングチームが1週間かけて洗練された3Dレンダリングに仕上げていたことを振り返ります。その結果、見栄えは素晴らしかったものの、この作業には多大な時間と労力が必要でした。しかし、CETを導入したことで、以前は複数のチームメンバーが1週間かけて行っていた作業が、今では1人でプロジェクトの計画に応じて数分で行えるようになりました。
部署の連携と協力体制の強化
ハーン氏は、自身が機械エンジニアではないにも関わらず、CETを使用することで、契約前の設計の80~85%を完了できると述べています。以前は、エンジニアが細心の注意を払って図面を作成しても、運用面と機械面の不整合が見つかり、その解決には追加の会議や時間が必要でした。しかし、今では、エンジニアはシステムの機能をより深く分析できるようになり、今までより迅速かつ手間をかけずに調整を行うことが可能になりました。
「構成変更ができないCADブロックを使っていた時代に戻るのは大変でした。CETが恋しくなりました」
ハーン氏は以前の仕事でCETを使用していましたが、バスティアン社では7か月間CETを使わずに仕事をしていました。CETのライブラリーから、構成変更ができないAutoCADブロックに戻るのは大変でした。AutoCADのブロックやポリラインをまとめて持ってきたり、あきらめて手書きでスケッチして写真を撮ったりしました。ハーン氏は、CETを使うことで、業務の流れが再びシンプルでスムーズになったと述べています。
明るい未来
ハーン氏がもたらしたCETの革新的な技術による効果は明らかです。以前は数週間かかっていたレンダリングも、数時間できるようになりました。バスティアン・ソリューションズ社は、CETにより業務が合理化され、短期間で顧客の要望を踏まえた視覚的にも魅力的な提案が行えるようになりました。
ハーン氏は今年、専門的な仕事のプロジェクトだけでなく、個人的にも大きなプロジェクトを控えています。秋の結婚式です。彼の手腕があれば、人生のレイアウトも完璧なものになるでしょう。お幸せに!
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